ごあいさつ


みなさん、こんにちは。ようこそいらしていただきました。
私は、このホームページの管理人をしている木村康子と申します。
江北美術展を主催している江北美術展ふれあいくらぶの一員であり、 くらぶの代表である木村繁の娘です。どうぞよろしくお願いいたします。

父、木村繁はこの足立区に生まれ、育ち、耳鼻咽喉科の医院を開き、 地域医療を始めて来年で30年になる開業医です。
地元への愛着が強い父は、地域の活性化に役に立つことはないかと、常に模索しておりました。
『落語の会』『健康講演会』など、医院主催で行ったイベントも開催してまいりましたが、 それらはすべて、参加された方が元気になって下さる様にと企画したもので、 「病は気から」ではないですが、診察して薬を処方するだけではなく、 「元気な心を持っていれば病も薄れるであろう」 という祈りを込めたイベントであったと思います。

父は学生時代から絵が好きで、医院の中にはところ狭しと絵がかけられています。
そのため患者さんから「絵がお好きなんですか?」と声をかけられることが多く、 そこから発展して絵の話の雑談に花を咲かせるのが楽しみなようです。
また、小さいお子さんが絵を描いてプレゼントして下さることもあります。
この、画用紙に描かれたクレヨン画を、額にきちんと入れて院内に飾らせていただきますと、 もちろん父も嬉しいのですが、絵を下さったお子さんや御両親も喜んでくださり、 作者である子供さんが、「これ、私が描いたの!」と、 誇らし気に周りの人に説明する様子は、ほほえましいものです。

そういう繰り返しが何年もあって、 平成7年に、医院わきの道路が美しく改装され、「江北ふれあいの道」と命名されたとき、 それをきっかけに、地域の美術展を開催しようと思い立ったのでした。

まず、お隣にお住まいの、知場さん、花井さんに開設に当たってご相談しました。
知場さんは写真、奥様は日本画、花井さんはご夫婦とも写真に長じ、 美術展に深く理解していただくことができて、発足することに致しました。

最初は父の思いつきからスタートした美術展でしたので、 設営、飾り付け、そうじ、プリント準備など、 すべて近所の親切な方と家族とだけで行っておりました。
美術展開始時間ぎりぎりまでプリントを作ったり、そうじをしたり、と、 たいへんにあわただしいものでした。

肝心の展示作品ですが、絵だけではなく、書、写真、工芸、手芸、歴史的資料などなど、 なんでもオーケー! 出品料は無料!ということは主旨として決めたのですが、 まずは近所の噂から、作品制作を得意とされる方にお願いして回り、 そして、医院を受診される患者さんに、もしやこの方は?と勘を働かせて 「趣味で何かを作ったりなさっていらっしゃいませんか?」と、いちいち伺ったり、 小さなお子さんには「お絵かきは好き?」と誘ったり、プロ、アマチュアを問わず、 とにかく出品をお願いしてまわりました。

ちょうど近所に銅板画家の蒲地清爾(かまちせいじ)さんが住んでおられ、 (現在は新宿区で銅板画工房「銅夢」を開設されています)作品の出品はもちろんのこと、 展示の仕方をアドバイスしていただくなど、ずいぶんとお世話になりました。

また、診療時間以外の休日や夜遅くに、会場に作品を展示するためにベニヤ板を打ち付けたり、 ペンキをぬったりしている父の姿を、さきほどの知場さん、花井さんを始め、 近所の方が見るに見かねて、お手伝いして下さるようになりました。
書のお上手な北川さんは、江北美術展のたれ幕や看板を書いて下さいました。
患者さんの中でも有志の方が、いろいろとお手伝いを申し出て下さるようになりました。

こうして設営から受付など、すべてがボランティアの方の手によって、 江北美術展はスタートいたしました。
今年で八回目になりますが、回を重ねるに従い、作品を出典して下さる方が増え、 もはや今では父の手を離れ、医院の名前も離れ、 地元の方の手による、年に一度の楽しいお祭りとなっています。
医院は場所を提供するだけの役割となりました。
1999年に開催された第6回江北美術展より、その主催をはっきりと 『江北美術展ふれあいくらぶ』とし、運営していただいています。
また、出品作品も年々増え、盛況になっています。

「うちのおばあちゃん、こんな趣味があるのだけれど、 区展などの大きな展覧会に出品するほどのものでないし、 一人で作品展を開催するわけにはいかないし・・・・・」、 というような方には、この美術展の存在を本当に喜んでいただいています。

数が増えるだけでなく、毎年出品して下さる方の作品を拝見いたしますと、 最初はアマチュア色の濃い、初々しい作品だったのが、 「この美術展を励みにして」とおっしゃっていただいて、 年々目を見張る程に上達なさっていらっしゃるのには驚かされます。

作者の中にはプロの方もいらっしゃり、 作品を展示させていただいて、本当に感謝しております。
やはりプロの方の作品は、会場の雰囲気を一段高いところに 引き上げてくださるような気がいたします。
アマチュアの中にも、教室に通っていらっしゃる方もあれば、独学でなさっている方もあり、 会場では作者どうしの意見交換などもあり、楽しい交流の場となっています。

そこで、今さらながら気がついたことなのですが、 ここは足立区江北、小さな町。
なのに、なんてたくさんの芸術家がいらっしゃることでしょう!
偶然たくさんの芸術家がいらっしゃる地域なのでしょうか?
それとも日本全国同じように小さな趣味を持っている方が たくさんいらっしゃるのでしょうか?
その答えはわかりませんが、このような作品を創作する原点は、 幼児のはじめてのらくがきであったり、おりがみであったりであろう、と父は 小さなこどもさんの作品をとても大事にしています。
1歳のお子さんが描いたはじめての丸い円も、 立派な作品である、と額に入れて飾ります。

毎年、数日間だけ、地域のみなさんだけで楽しんでいる美術展ですが、 数日間だけの展示ではもったいないと思い、 ホームページでも作品を見ていただけるようににいたしました。
著作権の問題がありますので、今後、作者の許可を得しだい、 作品掲載を増やしていこうと考えております。

さてさて、今月は、実際に美術展が行われます。

    11月23日(金曜、祝日)10時〜18時
    11月24日(土曜日)  10時〜18時
    11月25日(日曜日)  10時〜16時

是非一度いらして下さいませ。
小さなお子さんの色とりどりのクレヨンで描いたおえかきから プロの方の作品まで、 せまい会場はたくさんの作品でぎゅうぎゅうづめです。
皆様の心の中の創作魂が刺激され、元気が出ることうけあいです。

また、今年からの新企画で、 江北美術展ふれあいコンサートと題する、小さな音楽会を開催します。
     11月25日(日曜日)  12時〜14時
1階にて行います。
出演は、美術展の主旨と同じく、近所にお住まいの一般の方々です。
歌やピアノやフルートの演奏が行われる予定です。

『江北ふれあいの道』で行われる年に一度の小さなお祭り、
どうか皆様の楽しいふれあいの場となりますように、お祈りしています。

2001年11月1日






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